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9月20日(土)に上戸田地域交流センター・あいパルで開催された「とこカフェ祭り」は、盛況のうちに終了しました。市内14のオレンジカフェ※が主催した同イベントは、認知症に関する正しい知識を広め、認知症になっても安心して暮らせる地域社会の実現を目指して実施されたものです。当日は、戸田中央総合病院脳神経外科の山崎圭医師による「認知症予防とMCI」の講演をはじめ、各オレンジカフェの活動展示や、認知症の方の見え方を体験できるVR、介護美容、南稜高校茶道部によるお茶席など、楽しみながら認知症について学べる多彩な企画が催され、多くの来場者の方に足をお運びいただきました。また、イベントの趣旨に賛同した多くの地域ボランティアの方々にもご協力いただき、市内の認知症に関わる医療機関、事業所、そして市民の皆さまが連携を深める貴重な機会となりました。9月20日(土)に「RUN伴2025西東京・東久留米」が開催されました。RUN伴とは、今まで認知症の人と接点がなかった地域の住民や企業、商店などが、認知症を生きる本人や家族、医療福祉関係者などと一緒にタスキをつなぎながら走るイベントです。当日は職員もリレーに参加し、ONEFORALL西東京の施設をタスキリレーのポイントと給水地点として皆さまにご活用いただきました。イベントには西東京コース100名、東久留米コース120名、総勢220名の方が参加。皆の思いをタスキでつなぐことで認知症啓発を呼びかけました。今年も認知症予防月間である9月に、所沢市が主催する「ところざわオレンジウィーク」が開催されました。当院では認知症病棟と認知症外来を設けており、認知症啓発シンボルカラーであるオレンジ色の花を全国各地で咲かせる「オレンジガーデニングプロジェクト」に参加しました。当院はオレンジ色のマリーゴールドを種から育てました。育てた花の写真は所沢市役所内に掲示され「認知症になっても暮らしやすいまちづくり」の思いを共有しました。こうした活動を通して、認知症に対する理解が深まり、皆さまの協力が広まることを願っております。SDGs実現への取り組みとこカフェ祭りみんなで作るやさしさの輪地域でタスキをつなぐ「RUN伴2025西東京・東久留米」を開催オレンジガーデニングプロジェクトに参加しました毎年9月は世界アルツハイマー月間。昨今では高齢化により、65歳以上の6人に1人が認知症といわれています。TMGは、認知症の方が自分らしく地域で暮らし続けられる、当事者やそのご家族によりそう病院・施設を目指し、認知症の関心と理解を広げるための“オレンジアクション”の推進に取り組んでいます。オレンジアクションプロジェクトTMGが取り組むTMG×ORANGEACTIONPROJECT私たちTMGは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています戸田中央リハビリテーション病院ONEFORALL西東京東所沢病院地域リハビリテーション・ケアサポートセンター倉林泰士郎TMG本部経営支援部介護事業支援課武田光二総務課花嶋希生※認知症の人やその家族、地域住民、介護や福祉などの専門職が気軽に集い、交流や相談ができる場。レクリエーションをしたり講話を聴いたり、誰もが自由に過ごすことができる。介護ストレスの軽減や地域とのつながりを持つための空間として活用されている。開会式の様子ONEFORALL西東京でタスキをつなぎました参加者で記念撮影マリーゴールドを育てました当日の様子職員も頑張りました!とだ優和の杜による「出張認知症ケア相談室」山崎医師による「認知症予防とMCI」の講演戸田中央リハビリテーションのOTによるコグニサイズ会場の様子16